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相続放棄で不動産はどうなる?出雲市の空き家問題は「売却」で解決!プロが教える具体的ステップ

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2025.09.30

目次

出雲市の空き家、相続放棄の前に「売却」を!出雲市外からでもできる現実的な選択とは


出雲市の実家(空き家)を相続したものの「遠方に住んでいて管理が難しい」「誰も住む予定がなく、どうすればいいか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
相続放棄を検討する前に、不動産の売却という現実的な選択肢も視野に入れることが重要です。


本記事では、出雲市で多数の不動産売買実績を持つハウスドゥ 出雲が、相続放棄と不動産売却の違いやメリット・デメリット、遠方からでもできる具体的な手続き方法まで、専門的な視点でわかりやすく解説します。
ご自身とご家族にとって最適な選択をするための参考にしてください。

手のひらに乗った住宅模型を虫眼鏡で細部まで確認するスーツ姿の人物。施工事例における住宅の品質検査や詳細評価の様子。

なぜ「売却」が現実的でおすすめなのか?


相続放棄をしても管理や責任が完全にゼロになるとは限りません
例えば相続人全員が放棄した場合でも、家庭裁判所が管理者を指定するケースや、空き家がそのまま放置されることで行政からの指導や税負担問題に発展することもしばしばあります。(国土交通省:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報も参考ください)


そもそも放棄は3か月以内に正式な手続きを踏む必要があり、精神的な負担も意外と大きいものです。
一方で「売却」には次のようなメリットがあります。


・毎年発生する固定資産税や管理費用など、将来の負担から解放される
・遠方からの管理の手間や「帰省したときに草刈り…」といった心配がなくなる
・資産を現金化できるので、兄弟・家族の新たな希望や計画に有効活用できる
・空き家の放置リスクが軽減し、地域の住環境維持にも一歩貢献できる
「実家をこのまま空き家にしておくべきか迷っている」「何から動けばよいのかわからない」


という方こそ、まずは一度、売却の流れを知っていただきたいです。この記事を通じて、相続放棄と売却それぞれのポイントや手続きの基本をしっかり理解していきましょう。


「古くて売れない…」という思い込みにご注意を


大切にしてきた家でも、築年数や立地によって「売れないのでは」と不安を抱く方が多いですが、最近では全国的に空き家の流通や利活用が進み、築古物件・空き地としての売却も活発です。もし家屋の価値が低かったとしても土地のみでの取引や、リノベーション前提で買い手が見つかることも増えているのです。


結論として、「相続放棄の前に売却を検討する」。これが精神的な負担や管理リスクを最小限に抑えるための最も現実的な一手です。


相続放棄を本当に選ぶ前に知っておきたいポイント|手続き・費用・注意点


空き家の将来について考えることや手続きが煩わしく感じ、「やっぱり放棄したほうが…」とお悩みの方も多いでしょう。


ただし、相続放棄には知っておきたい法律上の制約や費用が存在します。本当に後悔しないために、まずは仕組みをわかりやすく整理しておきましょう。

住宅の売却を検討する夫婦が、不動産の専門家から2階建ての家の売却等のノウハウについて説明を受けている。

相続放棄の主な流れと注意点


相続放棄は「3か月以内」に家庭裁判所で申述が必要
相続が発生したこと(ご家族が亡くなったこと)を知った日から、原則3か月以内に家庭裁判所へ「相続放棄したい」と正式に申し出る必要があります。この期間を過ぎると、原則として相続を放棄できなくなるため、早めの判断と準備が重要です。


・必要な書類と費用について
相続放棄には、申述書や戸籍謄本などの書類を揃える必要があります。また、家庭裁判所に提出する際には収入印紙代や郵送費などの実費がかかります。手続きが不安な場合は、司法書士や弁護士に依頼することもできますが、その場合は別途専門家への報酬が発生します。


・相続放棄は一度すると原則やり直し不可
相続放棄をすると、基本的に撤回はできません。また、「不動産だけ放棄して預金はもらう」といった部分的な放棄はできず、相続財産全体を一括して「受け取らない」ことになります。慎重な判断が必要です。


また、相続人全員が相続放棄しても、空き家の管理責任がすぐになくなるわけではありません。最終的には自治体や家庭裁判所が管理者を選任しますが、その間も空き家は放置状態となり、行政からの指導や追加の費用負担が発生するリスクが残ります。つまり、相続放棄だけでは空き家問題がすぐに解決するわけではない点に注意が必要です。


「わからないから放棄」よりも、「基礎知識を得て納得して選び取る」ことが精神的にも大事なポイントです。


空き家を放置してしまった場合に起こる3つの大きなリスク


「仕事や生活が忙しい」「帰省も頻繁にできない」という方は、つい実家を空き家のままにしてしまいがちです。しかし、空き家の放置は、後から思いがけない大きな問題を生みやすいので注意が必要です。

深刻な表情で住宅模型を見つめ、家の売却や相続について考え込む若い夫婦。空き家を放置することのリスクなど真剣に悩んでいる様子。

1. 建物老朽化による法的リスク


空き家を管理せずに放置した場合、屋根や外壁、倒木などの被害が生じると、近隣への損害賠償責任を問われることがあります。特に近年は行政指導(空き家対策条例)も厳しく、修繕命令や最悪の場合は行政代執行、ペナルティが科されることも増えています。


2. 継続する税負担・管理コスト


「住んでいないから税金はかからない」という誤解もありますが、空き家でも固定資産税・都市計画税等は継続して課税されます。
草刈り・見回りの外注費、経年劣化による修繕費も決して無視できません。放っておいても出費が減らないため、早期対応が安心につながります。


3. 防犯・ご近所トラブルの火種に


空き家は、不審者の侵入やゴミの不法投棄等、防犯上のリスクが高まります。雑草や庭木の繁茂による景観悪化、野良動物の棲みつき、ご近所からのクレーム発生も珍しくありません。トラブルが起きてからの対応はより大変ですので、未然の対策が大切です。


「何もせず放っておく」が、最もリスクの高い選択肢となりがちです。安心を守るために、現状把握〜売却または管理の検討を早めに始めましょう。

出雲市の空き家はどう売る?遠方からでもできる安心4ステップ


「実家をどうすればいいかわからない」「私が遠方にいる中でもできるの?」…そんな方のため、出雲市で空き家を売却・手放す基本の4ステップを簡潔にまとめました。

赤い屋根の家の模型と、全ての項目にチェックが入ったクリップボード、ペン。空き家売却に向けた順調な進行を示す安心のイメージ。

ステップ1:空き家の現状を把握


物件の状態や登記内容、相続登記・税金の納付状況をまず確認しましょう。遠方にお住まいの場合でも、地元の信頼できる不動産会社に依頼すれば、現地調査や必要書類の取得、役所での手続きなどを代行してもらえるため、負担を大きく軽減できます。


専門家のサポートを活用することで、出雲市の空き家売却をスムーズに進めることが可能です。


ステップ2:地元の不動産会社や無料査定を活用


築年数や立地、家の状態によらず、まずは複数の不動産会社で査定を依頼してみてください。
出雲市には空き家売却に強い地元に根差した不動産会社や、オンライン査定も多数あります。「本当に価値があるのか不安…」という方にも、土地・古屋つきのまま売る選択肢も広がっています。


ステップ3:必要書類と売却準備


売却時は権利証や登記簿謄本、印鑑証明書など各種書類が必要です。特に2024年4月1日から相続登記が義務化され、原則として相続を知った日から3年以内に登記申請が必要になりました。


未了の方は相続登記を済ませることが最初のステップです。これも出雲市役所や法務局、不動産会社に相談すれば適切なサポートが得られます。


ステップ4:売却手続きと引き渡し


現在は書類のやりとりや契約手続きもオンライン・郵送で可能に。買い主との契約締結・引き渡し・税務処理まで、専門家のサポートを借りて進められますので、遠方からでも無理なく実行できます。


「時間がかかりそう…」「自分にできるかな?」と不安な方も、一歩ずつ進めれば手間や負担は想像以上に減らせます。まずは現状確認と無料相談から始めてみませんか?

よくある質問 Q&A|出雲市での空き家相続・売却・放棄のよくある疑問にお答えします


ネットや口コミでいろんな情報を見るほど「うちの場合はどうしたら...?」と悩まれる方が多いもの。出雲市の内外からご実家を心配される方に役立つQ&Aをまとめました。

緑の芝生に白いミニチュアの家と「Q & A」の木製ブロック。住宅売却や相続等に関するQ&A。

Q1. 遠方在住ですが、空き家売却の手続きは本当にできる?


はい。郵送・リモート相談・デジタル契約など、今は全国どこからでも手続き可能です。現地確認は写真送付や代理人立会いも利用でき、「手間ばかり」ではありませんのでご安心ください。


Q2. 古くて築年数のある家でも本当に売れる?


築古物件や空き家など「売れないのでは」と思い込む方も多いですが、多くの場合、土地価値やリフォーム需要、再建築用地として十分ニーズがあります。査定無料のサービスも多いので一度相談してみましょう。


Q3. 相続登記や名義変更の流れは?


2024年より相続登記の義務化がスタート。被相続人の戸籍収集や遺産分割協議(兄妹・親族間の調整)→登記申請、という順序です。詳しくは出雲市役所や法務局、不動産会社に問い合わせてみてください。


Q4. 空き家を放置したままにするとどうなる?


放置された空き家は、まず行政による助言・指導の対象となります。それでも状態が改善されない場合は「勧告」が行われ、この段階で固定資産税の優遇が受けられなくなります。
さらに放置すると、修繕等の「命令」や、最終的には行政代執行に至るケースもあります。(国土交通省:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報)


Q5. 相続放棄と売却、どちらが正解?


最適解は状況によりますが、「遠方からの維持が困難」「ご家族の負担を減らしたい」場合はまず売却の可否を専門家と相談することをお勧めします。放棄は期限や手続き・費用も必要になるため、焦らずに情報を収集することが肝心です。


ご自身だけでは判断が難しい時は、地元の不動産会社などの専門家に相談し、まずは少しでも不安や疑問点を解消していきましょう。


まとめ:ご家族の安心のために。出雲市の空き家問題は、地域密着の専門家へ


出雲市の空き家相続や売却について、具体的なリスクや手続きの流れを解説してきました。
「手続きが大変そう」「遠方だから難しい」と感じるかもしれませんが、信頼できる専門家のサポートがあれば、その不安は大きく軽減できます。


私たちハウスドゥ 出雲は、1993年の創業以来、32年にわたり出雲市の不動産に携わってきた地域密着の専門家です。全国ネットワーク「ハウスドゥ」の信頼と、相続診断士や宅地建物取引士の資格を持つスタッフの専門知識を活かし、これまでにも市外にお住まいの方からのご相談を数多く解決してまいりました。


まずは、この記事でご紹介したアクションリストから、できることを一つ始めてみませんか。


・家の状態や相続登記の状況を大まかに確認する
・「こんな家でも?」と思っても、まずは無料査定を依頼してみる
・ご家族と将来について話し合ってみる


売却はもちろん、リフォームや今後の土地活用まで含めたワンストップのご提案も可能です。お客様とご家族にとって「やっておいてよかった」と思える最善の選択を、私たちが責任をもってサポートします。どんな些細なことでも、まずはお気軽にご相談ください。

 

西日本ホーム株式会社 営業部長 兼 ハウスドゥ統括店長

西日本ホーム株式会社営業部長兼 ハウスドゥ統括店長「德平 太一」氏の写真

德平 太一

宅地建物取引士、相続診断士、二級ファイナンシャル・プランニング技能士

西日本ホーム株式会社の店長として、地域の不動産取引を多数成功に導いてまいりました。お客様のライフプランに寄り添い、最適な提案をすることを使命としております。専門知識を活かし、読者の皆様に役立つ情報をお届けいたします。

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